CTメーターとは
CTメーター(回転式トラックメーター)は、日邦産業株式会社が製造および販売しているCCDレーザー変位センサーを使用した路面粗さ計です。これはD.F.テスター(回転式動摩擦係数測定器)が動摩擦係数を測定する測定円軌跡に沿って、路面の粗さを測定できるよう作られています。
歩道、自動車道などの舗装面・ビル等の床材・マンション等の共用部分床・体育館等スポーツ施設の床など、主に人が歩く場所の計測をするのに適しています。
米国FHWA(Federal Highway Administration)の測定装置のガイドブックにも掲載されている商品です。
商品の特徴
- 小型で(約13kg)ポータブルである
- 1回の測定時間が短い(約45秒)
- 測定値はMPDを表し、再現性が良い
- 測定が簡単で、しかも個人差がない
- 電源は自動車のバッテリー(DC12V24W)使用
- 1回の測定で路面の走行方向、走行方向と直角の方向、走行方向と45°の方向、並びに円周全体の4種類のデータを取ることができる
1回転のサンプリングを1,024(892mm)とし、これらの測定値をA~Hの8区に分け、各々のMPDを算出する。8区に分けた中のA、Eの平均をとれば走行方向のMPDを表す。
C、Gの平均をとれば走行方向と直角の方向のMPDとなり、またB、F及びD、Hの平均をとれば走行方向と45°の方向のMPDとなる。勿論AからHまでの平均をとれば全体のMPDが得られる。
測定原理
本器は変位センサーとしてCCD(Charge Coupled Device)レーザー変位センサーを使用し、これを路面上80mmの位置で半径142mmの円軌跡上を回転するアームに位置し、このアームをDCモーターで回転させる構造になっています。
測定原理は円軌跡上を約0.9mmピッチで路面の凹凸を感知し、その値をA/D変換してメモリーに記録、1回転1,024ポイントの測定を行います。これらの値をコンピュータで処理、1回転を8区分し区間毎のMPDを算出するものです。
取得済特許
【米国特許】
US 6,679,106 B1
【欧州特許】
第EP1203928号
<指定国>
イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ
【国内商標】
NIPPOCTRM
【米国規格ASTM】
E-2157-01
計測対象箇所
歩道、自動車道などの舗装面・ビル等の床材・マンション等の共用部分床・体育館等スポーツ施設の床・その他
本体写真
作業風景
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