D.F. テスター
D.F.テスター(ダイナミック フリクション テスター)は、日邦産業株式会社が製造および販売している舗装路面などのすべり抵抗を測定する可搬型の測定器です。国内外の大学などの研究機関をはじめ、道路会社、自動車メーカ、タイヤメーカなど幅広い機関の方々に使われています。なお、測定には、ASTM (American Society for Testing and Materials) で規定された「路面すべり抵抗測定用標準タイヤ」のゴム配合と同等のゴムを用いたスライダーを使用。
舗装高速道路、一般道路、滑走路、橋の舗装面、舗装歩行者道路、自転車道路などを計測するのに適しています。
舗装路面すべり抵抗の測定方法に用いる測定器として、日本道路協会編 「舗装調査・試験法便覧」や、米国FHWA (Federal Highway Administration) の測定装置ガイドブックに掲載。
商品の特徴
- 一定の測定で、すべり抵抗係数と速度変化の関係を把握できる
- 測定時間が短く、再現性が良い
- 測定者の個人差が出ない
- 小型なため持ち運びが簡単で、ワゴン、バン、ピックアップトラック、SUVなどで運搬可能
- 車の電源(シガーソケット)に接続するだけで利用可能
- 別売のAC/DCコンバータを用いると、AC100Vでも利用可能
- 散水は、給水タンク(付属品)から散水管を通して自動的に行える
- 測定中のデータは、重ね合わせてみることができる
- 測定結果は、別保存しているファイルデータと重ね合わせてみることができる
- ラバースライダーは、ASTM E501およびE524タイヤに準拠した材料を使用
- CTメーターと組み合わせることによって、IFI(International Friction Index)を算出することが可能
測定原理
測定対象になる路面などと平行な円板にゴムスライダーを取付け、円板を回転させながら測定面に一定の荷重で押しつけます。このとき、ゴムパッドに働くすべり抵抗力を測定し、すべり抵抗力を荷重で除したものを「すべり抵抗係数」として記録しています。円板は抵抗により回転速度を徐々に低下させていき、この速度も測定することですべり抵抗係数と速度の関係を表示する仕組みです。
取得済特許
【国内特許】
特許第1671471号、特許第1641983号、特許第1129813号、特許第4376122号、特許第4562331号
【国内商標】
NIPPODFT
【米国特許】
No.4594878、No.10545086
【ドイツ特許】
No.DE 3423116 C2
【米国規格ASTM】
E-1911-98
計測対象箇所
舗装路面、橋の舗装面 その他
本体写真
作業風景
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